1.音の種類

2019年4月29日

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音楽理論を身につけたくて楽典見てみたけどさっぱり理解できないよ!
と、挫折を経験したり挫折しかかっている方もまだ諦めなくて大丈夫。
ご一緒にゆるく楽典を学んでいきましょー!

最初の今回は3つある音の種類についてのお話です。

そもそも「音」ってなに?

まず音楽の主役である、音についてのお話。
音というのは物体の振動によって生じる波で、その波が空気を通して伝わるもの。
わたし達は耳でその波を感知してそれを音として知覚しています。

 

 

 

 

音の種類はその波の振動の状態から

・純音(じゅんおん)
・楽音(がくおん)
・噪音(そうおん)

の3種に分類されてます。
でそれぞれの特徴について紹介していきますね。

音の種類その1 -純音-

純音とは単一で規則的な振動による音であり、音の高さは識別できますが音色に差がありません。
音波を図に描くと下図のようになります。

純音波形

純音は波がひとつしかなく、余計な波を一切含まない理論上の音で、自然界には存在しない音だと言われています。

どんな音かといえば、音叉を鳴らした時のぽーんって音。
あとは時報に使われている音も純音に近い音なんだそう。

音楽に用いられることもほとんどないので、ざっくりと音叉の音と覚えておけば十分かと!

純音の例 : 音叉の音

音の種類その2  -楽音-

楽音とは倍音を含む規則的な音で、高さがはっきりと知覚できる音です。
倍音の含まれ方によって音色が変わってきます。
※倍音については後日解説します

楽音の音波を図にすると、下図のように規則的で複雑な形の波になります。
(図は一例で、様々な波形が存在します。)

楽音には倍音と呼ばれる複数の音が同時に含まれており、上の図を1音ごとに分解すると下図のように複数の波として表すことができます。

さて、音波の図とかややこしいそうな理論を書きましたけど、難しく考えなくて大丈夫。
ざっくり楽音とはどんな音なのかといいますと、音の高さが安定していて何らかの旋律を奏でられるような音は全部楽音に分類されると思って貰えればOK。
人の声を含む大半の楽器の音は楽音に分類される音となります。
ヴァイオリンの音も、ギターの音も、ベースの音も楽音。

その程度の認識があれば十分かと思います。

楽音の例1 : ピアノの音
(音量にご注意)

楽音の例2 : パイプオルガンの音
(音量にご注意)

音の種類その3 - 噪音-

噪音とは倍音関係によらない不規則な振動を多く含む音で、音色は識別できるけど音の高さは不明瞭な音です。

物がぶつかるようなガチャーンとした音だったり、車のエンジン音とか、打楽器の打撃音など、音楽において旋律として用いられないような音が噪音と呼ばれます。

ピアノの鍵を打つ瞬間のごんって音などのように、楽音の中に噪音が含まれているパターンもあります。

噪音の例1 : ドラムロール
(音量にご注意)
噪音の例2 : 車が通過する音
(音量にご注意)

まとめ

3つの音の種類をざっくりと紹介しましたが、趣味で音楽をやる上できちんと理解している必要はないと思います。

そもそも音楽をやる上で純音がどうだーとか、ここは楽音を用いて・・・とかこんな噪音を使えば効果的だよとか、そんな会話はほぼ出てきません。

純音は音叉の音
楽音は大半の楽器の音
噪音は音の高さが不明瞭な打撃音的なもの

そんな概念があるよーってことをおぼろげに知っていれば十分だと思います。

こんな感じでゆるーくやっていきましょー!

次回は音の3つの要素についてのお話です。
音楽の土台部分的な話になりますが、次回もおぼろげに知っていればいい話だと思いますので、肩の力抜いて行きましょー。